ETC車載器が2つの理由により2つの期限で使えなくなる話はご存知だろうか。
まず、期日が早い方。これは電波法関連法令の改正により、旧スプリアス規格に基づいて製造されたETC車載器が、2022年12月1日以降使用できなくなる。
総務省 電波利用ホームページ|免許関係|無線設備のスプリアス発射の強度の許容値
電波資源の有効活用のために妨害電波の発信抑制を狙ったものだ。ETCも電波を利用している機器なのでこの基準を満たす必要がある。
これに合致しているかどうかは車載器本体などに記載された19桁の「車載器管理番号」からはわからないそうなので、各社ホームページで確認すると良い。
狸の場合はスプリアスは新規格だったので大丈夫。こちらの法規は『使えてしまうが使っていると電波法違反』になる。
もう一つはセキュリティ強化のための通信内容の変更で、こちらは対応していない場合通信そのものができなくなってしまう。「車載器管理番号」のひと桁目が『0』の場合は旧規格になる。
こちらは2017年10月に発表されたものの、現時点いつからかが具体化していないが、遅くとも2030年には変更になるとのこと。
https://www.w-nexco.co.jp/etc/security_standard/
2030年に『ついにETC車載器を買い換える時が来たか』と言えるくらい、しっかり運転できるようにいられるように頑張らないと!
©Tanu記