なんとなく偉そうな地名だなぁ、と思っていた。
先日、カフェにモーニングを食べに行ったが、サービス終了になっていた話を記事にした。
その覚王山。
地名の由来を調べてみると『覚王』とは、お釈迦さまの別名だそうだ。
ではなぜ、ここの地が覚王の名前を有しているのか調べると。
西暦1900年にタイ王国のラーマ5世王から寄贈された、真の仏舎利(お釈迦さまの遺骨)を安置するために、1904年に創建された『覚王山日泰寺』という寺院があるからだった。
お釈迦さまの本物の遺骨があるとは、すごい場所だった。
仏教開祖の遺骨が有ることから複数の宗派が合同で設けた超宗派の寺院なのだそう。
また、各宗派(現在は19宗派が参加)の長が三年交代で住職を務めているそうだ。
旧、狸家や、すずめ家の宗派も恐らく含まれているのだろう。
立派な五重塔や本堂は近年に建てられた鉄筋コンクリート製と聞くと、ちょっと有り難みも減るものの、非公開の文化財の建物は古くからあるようだ。
真舎利が入っている建物は、その、どこに収められているかが不明で設計図も失われているために、本物を探すには建物を粉々にするしか無いのだと言う。
ミステリーだね。
時間のある時に、もう一度行こう。
©️Tanu記