すずめが困っていた。
我が家の横置ドラム型洗濯機(SHARP製)が、ヘソを曲げているのだ。
ベットパットを洗った(洗濯容量から十分洗えるサイズだった)が脱水ができない。
『何時も洗っているのに〜!』
こんなときは、と『犠牲のタオルケット』を入れる。
タオルケットで洗濯槽の隙間を埋めて重量の偏りを減らそうという作戦だ。
しかし、上手く行かない。
狸が参上して何度も、やり直ししたが回ってくれない。
『餅つきみたいだな』
元来ドラム型洗濯機は脱水時の偏りに弱い。特に大物洗いのときは尚更だ。
何度やっても上手く行かない。その時、バランス取りに、モード切替が有るという話を思い出した。
振動をある程度許容して大物脱水をしやすくするモードや逆に、バランス取りを厳密にして振動を少なくするモードなどへの切り替えだ。
我が家は低層マンションだし休日の昼間だから多少、振動が出ても良いか、と思った。
調べると、SHARPの公式ホームページに出ていた。
他のメーカーも同様に切り替えられるようだ(機種による)。
狸家のベットパットは無事に脱水できた。
おっと元に戻すのを忘れないようにしなきゃ、周りの家に迷惑かも。
©Tanu記