狸家のゴールデンウイーク。
新型コロナ感染症の移動自粛がない今年は、おもちとコーラと孫息子が帰省して来ている。
おもちは大阪生まれではないが、両親(すずめと狸)が大阪に住んでいるので帰省としておく。
我が家にはレトロ食器がたくさんある。
ほとんどは狸の実家に大量に埋もれていたものを、すずめが厳選して残したものだ。
まだ新生児の世話をしているので遅めの朝食。
すずめがパンケーキを焼く。米粉が多めでグルテン少なめのもの。重たいスキレットは狸父が使っていた1980年代の鋳鉄製のもの。
オーブンで、じっくり焼いて軽く焦げ目を付けている。ちょっと少なめにしたグラスフェッド無塩バターの香りが食欲をそそる。
狸はコーヒーを淹れただけ。布フィルターとペーパードリップフィルターを2重がけして淹れるのが狸流。
そこに温めたミルクをフードプロセッサーで、たっぷりホイップして入れる。
カトラリーは同じく1980年代、お皿は1970年代のものだ。
まるで昭和の食卓のような狸家であった。
©Tanu記