昨日の記事の続き、かな。
羽田空港のカードラウンジで、エグゼクティブ気分に浸りながら空港の作業車の動きなどを眺めていた。
多種多様な作業車が忙しく走り回っていて、乗り物が好きな狸は、見ていると楽しい。
ふと、ボーディング・ブリッジの屋根の上に目が行った。
『えっ! 観音様が?』
屋根の上にある灰色の物体が、パット見に観音像に見えたのだ。が?
4体の観音様が、コチラに向いているように見えた。
さすがに狸も『こんなところに、まさかなぁ』と思って、よくよく見ると、ボーディング・ブリッジを航空機の機体の大きさに合わせて上下させる脚の、油圧装置か昇降装置のモーターなどが組まれている機械部分のようだった。
これがまた、色が灰色で、石像のようで…。
まぁ、落ち着いて見れば観音様でないのは明らかだった。
横でジュースを飲みながら本を読んでいたすずめに『ねぇねぇ、あのさ…』とハナシをして説明したら、ニヤリとして『こんなところに観音様が居るわけないでしょ』と、ごもっともな答えだった。
『いっそのこと観音様にしてしまえばいいのに』と思ったが、それは失礼かな。
©Tanu記