夏休みを過ぎたら新型コロナもワクチン効果で勢いをなくし、在宅勤務の回数も緩和されていたら良いなあ、と思っていたけれど実際は、その正反対だった。
通勤定期は通学定期と違って割引率が低い。
そこで月に何回乗ればペイするのか、初乗り(最低)料金を元に計算してみた。
まずは北大阪急行の場合。
日本一初乗り料金が安い(今は同額首位らしい)。その料金は100円。1区間の定期料金はというと、1ヶ月定期で3680円だ。つまり1ヶ月に37回乗れば1ヶ月通勤定期料金の方が安い。
ところが、である。回数券も販売していて11回券が1000円。これを使うと40回(3×11+7)乗ると定期券のほうがオトクになる。
通勤定期も期間が長くなれば割引率が上がる。6ヶ月定期で同じ区間だと19880円。6ヶ月に199回乗ると定期券のほうが安い。
回数券を考慮すると218回(19×11+9)になる。つまり1ヶ月あたり36回なら回数券の方が安い。出勤日数にすると18日。
狸の出勤率は60%くらい。1ヶ月あたりでは12日くらいだ。
ハナシにならないくらい回数券のほうが安かった。鉄道各社が盛んにICカード割引を勧めてくる訳がわかったような気がする。
回数券の発券コストも削減したいというところだろう。自動改札のIC専用機の割合も増えたしな。
ところが北大阪急行の回数券は便利で、駅名が指定されないから1区間の回数券はどの駅間でも使える。
更に大阪メトロからの乗越し精算では100円の金券代わりにも使える。足りない分だけ現金を追加すれば良いのだ。
まだまだ回数券を使わせてもらおう。
©Tanu記