週末に、ライブを聴きに行った。
とくにメジャーなアーティストではなく、聴衆が15人入れば満員となるような、大阪市内の小さなライブハウスでの演奏だった。
何となく気に入り、10年くらい前から、そのグループのライブを聞きに行くようになった。
アコースティックギターとボーカルが中心で、少し大きな会場の時はドラムやベースが入るような、グループ。
そのグループを中心に3グループほどが入れ代わり立ち代わり。
ミュージシャンも聴衆も顔なじみの人が多くて音楽系サークルのOB会のよう。
違うのは演奏しているのがプロだというところ。
一番初めは狸が、すずめを誘ったのだが、いつの間にか、すずめの方が熱が入っているようになった。
若い頃は狸は歌詞も、しっかり聞いて覚えていたのだが、今は曲が流れ始めるとメロディを聞きながら空想(瞑想?)の空間を彷徨ってしまい、歌詞は殆どと言って良いくらい頭に残っていない。
一方すずめは歌詞を聴き込んで時には涙したりする。
今回も『泣いてるんじゃないか?』という曲では、やはり。
すずめと狸は、この点は反対なのだ。
このグループは入りやすいメロディと共感できる歌詞なので、どちらにも良い。
街を歩けば世の中に沢山流れている J-POP。
曲と歌詞が同時に聞けないのは、実は狸のヒアリング能力(脳力?)が下がっているからではないかと、チョット心配だったりする。
1曲くらい歌詞を覚えなきゃなぁ。
©Tanu記