当ブログでも何度か記事に登場しているが、細長い葉っぱに濃淡緑で虎縞の、銀行や病院の待合室なんかで、よく見かけるヤツだ。
小さいものなら百均でも売られていたりする。
狸家には亡母が世話をしていて、母が施設に入ったころに最後の一葉になっていたトラノオがある。
そこから狸が引き継いで、お互いにモノグサな性格が合致したのか、すくすくと育ち、世話になった施設や、おもちに一鉢あげたりした。
そのオリジナルの葉っぱから増えた鉢に、2年ぶりに花が咲いた。
トラノオはアフリカ原産で、専門家の話によると沖縄県などの南国や温室で咲くことはあるが、近畿地方の一般家庭では冬越しで株が弱って開花せず、咲くのは珍しいことだという。
通常花が咲くのは夏頃のようだが今回はナゼだか真冬に咲いた。
葉っぱのようにみえるが蕾だ。これが咲くと白い小さな花で香りが濃い。蕾の下の露のようなものは蜜で、なめると、とても甘い。
実家は戸建てで寒かった。今の狸家は冬場も温かいマンション暮らしだから間違えて冬だけど咲いたのかもしれない。
今回はチョット驚いた。
©Tanu記