大分のホテルで早起きをする。
ただし天気は、あまり良くなかった。
出てすぐに雲の中に入って行った太陽が残す朝焼けが美しい。
しばらくすると雲の向こうから、こちら向けに雲の切れ間を縫って陽が差していた。
いつもは『この縞模様を大気の『チンダル現象』と言うのだ』と、すずめのことを、からかって言うのだが、この日の朝の陽差しは正に『天使の梯子』と言うにふさわしかった。
太陽に向いて雲があり、こぼれ出た光が海に反射して見事だった。大気中の水分も豊富だったのか光の筋が幾本も見えていて、これまた壮大だ。
すずめが『大分・天使の梯子ってググると何やら一杯出てくる』と言っている。
天使の梯子が見えやすい地形なのかと思ったら『天使の梯子』という飲食店が大分にあった。
ところで、スピリチュアル的には『願いが叶う前触れ』『天使に見守られている』『運勢が上向いている印』だそうだ。
年に何度か天使の梯子が現れていることに気づいている狸は、相当『天使に見守られて運勢が上向きで願いが叶いそう』なはずだ。
今年は年末ジャンボ宝くじを買いに行こうかな。
©Tanu記