おもち一家が帰省してきた。
この正月に、こちらの家族にも、こどもが生まれたので孫が二人になった。
今回は10ヶ月になったので、色々なものに興味が出てきた。
積み木が好きだと言うので積み木を用意することにした。
この積木、実は狸が幼少の頃に使っていたもの。
およそ、60年ほど前のモノだ。
何と物持ちの良い…。
これまた訳があって。
狸の実家は古い戸建て住宅だった。狸の父は整理収納が好きで効率よく色々なものを収納していた。
両親を見送り実家を畳む掃除をしていたときのこと、この積木が納屋から発見(発掘)されたのだった。
両親も懐かしくて捨てられなかったのだろうし、すずめが『デザインが可愛い』と言って継承することになったもの。
今回、孫が来るに当たり(一度すずめが掃除しているが)洗剤で洗い乾燥させて、入れ物の底を張り替えた。
単純な玩具は長持ちする。
満を持して?孫が来るのを待っていた。
そして見せてみると、ササッと寄って行って遊び始めた。
隔世の(おもちはコレでは遊ばなかったので)継承だ。
ほんの短い間かも知れないが亡き両親が買ってくれたものが今回役に立って、とても感動、嬉しかった。
何十年先のひ孫は使うかな?
©Tanu記