地球に落ちてきそうな小天体に重りをぶつけて軌道修正する。
そんな映画の世界のようなミッションが成功したと、NASA が発表した。
そもそものミッションは、小惑星の直径160mの衛星に重りを高速で衝突させて、公転周期を変えてしまおう、というもの。
すでに、重りを無事衝突させたことは発表されていた。
今回発表されたのは、その効果だ。
目標は73秒の変化だったのが、精密な測定の結果32分も変化させたという。
NASA の長官は『このミッションが地球を防衛する手段として有効であることを世界に示すことができた』と鼻高々だ。
NASA によると『すくなくとも今後100年以内に地球への衝突が起こることはないだろう』ということだ。
恐竜みたいになりたくないし、もっと大きな天体がぶつかりそうになったときに対峙できる様に、技術の向上を望むところ。
実際に衝突する動画を見ると、すごい精度だなぁ、と感心する。
宇宙開発の予算も削ってはいけないな、と実感するのだった。
©Tanu記