御供えに金平糖(こんぺいとう)を頂いた。
狸がコドモの頃は駄菓子屋でも普通に売られていたが、最近は、スーパーの菓子コーナーでも見かけることが少なくなった。
金平糖のルーツは、ポルトガルの植物の種子を芯にして砂糖の層で覆った『コンフェイト(confeito)』という、お菓子であったことは良く聞く話。
昔は芥子粒を使ったが、現代の金平糖の芯は、ザラメ糖だそうだ。
金平糖の突起はおおむね十数個から30個程度ということだ。狸が頂いた金平糖の突起は15個くらいだった。
この特徴的な突起がなぜ、いくつ形成されるのかについてはまだ定説がないと聞いていたが、数式化を試みた論文も有るようだ。
試しに読んだけど全く分からない。このような研究こそイグノーベル賞を受賞すべきだと半ば真剣に思ったりする。
大きな鍋で回転させながら1〜2週間もかけて作られるという、金平糖。
難しいことは抜きにして味わおう。
しかし成分は、まんま砂糖だから、特に甘党の狸は食べすぎないように。
砂糖は麻薬並みの依存性があるそうだから。
気をつけようっと。
©Tanu記