スーパーカブのカブではなくて、株式の方の株。
何年か前に、まだ新型コロナの”コ”の字もない頃に、とある外食産業の株を100株買った。
データ解析をするでもなく、株を買ってみるのには手頃な値段だったし、よく聞く名前だったので大丈夫かな? と思ってのことだった。
買ってスグに新型コロナ感染症が流行し、御存知の通り外食産業は大混乱に。
狸が買った会社も倒産して株券が紙クズになるのではないか、とヒヤヒヤしていたが何とか持ちこたえた。
この会社の株は長く持っておこうと思っていたので、そこまで株価は気にしなかったが株価は買ったときよりも、20%ほど下がったくらいのところまで戻ってきた。
株価が下がったときも配当があったし、半期に一度には僅かな額だが株主優待お食事券も送られてくる。
しばらく行っていなかったので、お食事券の有効期限を確認したら、9月末日までだった。
額は僅かでも使えないと大損した気分になるので、すずめを誘ってティータイムに行使しに行った。季節のブリュレが美味しかった。
株主優待のために、わざわざ出かけていくとは、あの桐谷さんの気持ちが少しだけ分かった気がする。規模は全然違うけど。
他の会社の株式も買おうかな。株主優待が無い方が無難かも知れないな。
©Tanu記