阪急電鉄が8月3日に発表したところによると『全駅にホーム柵を設置するとともに、
全駅のバリアフリー化を目指します』とのことで、2021年12月に国が創設した『鉄道駅バリアフリー料金制度』を活用するそうだ。
そのため切符の料金は2023年4月1日から一律10円の上乗せ。この上乗せ分を、ホーム柵や、バリアフリー化の整備に使うとのこと。
阪急電車がホーム柵や、バリアフリー化の整備に見込む期間は、とりあえずは2035年度まで(その後も継続予定)。
それらに要する費用は900億円に達すると言うから、人に優しい鉄道になるのは並大抵のことではないと納得。ホームドアやエレベーターは、さぞかし高価なのだろうな。
この上乗せで、そのうち約480億円を賄う予定。
資料によると、バリアフリー化率は98%と高いが、ホーム柵設置率は2%(神戸三宮と十三駅のみ)だった。
これだけの費用と期間をかけて、ホーム柵の設置率は、やっと100%になる。ただし17駅は柵のみで、ホームドアではないようだ。
狸も阪急電車は京都や神戸に出かける時に利用するが、この往復20円で、より安全な鉄道になるなら、それもよし、だ。
中津駅みたいに幅の狭い駅(ホーム)は改良工事が難しいだろうな。柵と柵の間で人が、すれ違えないかもしれない。
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