プロペラ機の旅が始まった。
すずめは幼少のころ、大阪-広島便に何度か乗ったことがあって『バスみたいな小さなプロペラ機だった』と言っているので、たぶん YS-11 か F27(フレンドシップ)じゃなかろうか。
狸は1987年にハレー彗星を見に奄美大島に行った時に YS-11 に乗ったことは良く覚えている。
さて、機体は随分進化している。大阪(伊丹)-屋久島航路は 402mile あり、国内でも上位に食い込む長距離航路だ。
幸い、さほど揺れずに順調に航行する。
プロペラ機の良いところは飛行高度と速度が低いこと。窓から見る景色も近く、機内エンターテイメントが殆どない(機内誌と飲み物サービスくらい)けど楽しい。
明石海峡大橋と淡路島の洲本あたりが良く見えた。
四国、吉野川を登っていくのを眺めていたら、お腹が空いてきた。屋久島便は、ちょうどランチタイムを挟んで飛ぶので、空港でドリンクサービスの有無を聞き『空弁』を買っておいた。
JALのカウンターでドリンクサービスがあるか聞いたら、回答にえらく時間がかかったのは、ローカル線ならでは?
今日の昼食は『六甲縦走弁当』。屋久島で縦走するわけじゃないけど景気づけに買ってみた。
明石タコ、くぎ煮などが六甲を表しているのかな。
そうこうしているうちに種子島を超えて屋久島が見えてきた。眼下にジェットフォイルが走っているのが見える。
ここの着陸はパイロットの腕の見せ所だ。
無事到着した。
©Tanu記