屋久島のハナシをしている間に、の、別の話。
マンション住まいの我が家のベランダには、いくつか鉢植えが有る。ものぐさな狸が水を、時々忘れたりしながらの世話している。
梅雨入り前の今の時期に咲く花があった。
今年は2種類だ。
まずは定番のデンドロビウム。父から母へ、母から狸へと受け継がれてきたものだ。
父が育てていた頃は『冬に居間で咲いている花』のイメージだったが、狸が育てるようになって、だんだんと冬以外にも咲く花が出てきた。
そしてここ数年は年明けから梅雨入りまでの間に数回咲くと言うパターンになっている。
まだ蕾もついているので、もう少し楽しめそうだ。
もう一つは、ゼラニウム。
何年か前にホームセンターに行った時に、すずめが『虫よけになるから買おう』と言うので安かったし買ってみたもの。
ちょうどキャンプ用品の『虫除けロウソク』みたいな香りがする。
花はそれほど香りがあるわけではなかった。
こちらもコンスタントに花が咲く。
香りの成分を抽出してロウソクに混ぜることができたら『虫除けロウソク』ができそうな気がするのだが。
この花たちが終わると、しばらくは緑の葉っぱの季節。次のシーズンに向けて栄養を蓄えてもらおう。
©Tanu記