常に言っているとおり、狸は下戸である。
何だったら、2~3日置いて発酵したアンパンや熟し過ぎたメロンやブドウでも酔っ払うことができるという特殊技能を持っている。
すずめが知人に地ビールの詰め合わせを贈ろうとしたら何かの手違いで届けることができず、巡り巡って我が家に転送されてきた。
岩手県盛岡市の地ビール、ベアレン醸造所の『定番4種6本詰め合わせ』だ。
ホームページによると売れ筋の4種を詰め合わせたものだそうだ。すずめが『ちょっと飲んでみない?』と勧めてくれるので、ほんの一口だけ味見をさせてもらう。
4本並べて飲んだわけではないが、狸としては味と香りの濃い黒ビールが好みだ。ノンアルコールの黒ビールがあったら、グビグビ飲んでみたい気もする。
熊のラベルのビールと言うと、かつてフィンランド旅行に行った時に、すずめが飲んでいた『KARFU』ビールが思い出される。
コチラはヒグマなので、ラベルの絵も随分と強そうだ。
『黒ビールが美味しいね。君は?』と、すずめに聞いたところ『微妙な味の差よりもビールであることが重要』だそうで。
なるほどねぇ。
また、フィンランド旅行に行きたいね。
©Tanu記