120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

花束の人

3月も最後の週末。狸は出社日だった。

夕方の帰り道、JRの駅のホームで、地下鉄の駅のホームで、花束を持って歩いている人を見かけた。

卒業、転勤、退職、そんな言葉が浮かぶ。駅で見かけた人は狸世代だったので、転勤かな? 退職かな?

出社したのは狸の務める事業所からも4人のメンバーが出ていくからだ。各々引越し準備などで休暇を取るため、週末が最終出社日になった。

臨時に朝礼を開いて、ささやかな記念品贈呈と記念写真撮影、送別の一言を送り合うのが習わしになっている。以前は盛大に送別会をやったりもした。

関連会社に技術習得のために出向する二人の若者、出向してきていて関連会社に戻る中堅、家業を継ぐために退職する若者。

一気に4名が出ていく。

今どきの若者らしく花束は辞退して、送別会は、まん延防止措置が開けたのを見計らって仲間内で小ぢんまりと、やったらしい。

来週末は4月1日。新しく仲間が二人、出向で、やってくる。

ゆくひとくるひとだね。

©Tanu記