苺を買った。
それが、JA栃木県産『スカイベリー』。12個で3300円だから一粒275円もする。通常の狸家なら、まず買わない価格。
にゃんことおもちのところに、苺でも贈ってあげようと言う事になったのだ。
だから、いつもは買わないような高価なモノを買うことにした。我が家でも試食しようと自分たちの分も買った。
狸が栃木県にいたころは栃木県産苺というと『とちおとめ』。小粒で甘く味の濃い苺で美味しかった。苺狩でも『とちおとめ』を摘めるところが人気だった。
『とちおとめ』が2011年から全国どこでも栽培が可能になることと『あまおう』などの対抗品種が出てきたので、後継種が待たれていた。
『スカイベリー』は栃木県が全国で始めて設置した苺研究所から、打倒『あまおう』を目標に開発された新しい品種で、正式名は「栃木i27号」と言うそうだ。
『スカイベリー』という名は、2012年に公募された4千余件の中から選ばれたもの。『大きさ、美しさ、美味しさ、の全てが大空に届くような素晴らしい苺』という意味が込められ、日本百名山の一つ、栃木県の「皇海山」(すかいさん)にもちなんでいるとのこと。
とても大粒で味も良いが『とちおとめ』より大味な感じがした。
1パック500円くらいの味が濃い苺も捨てたものではないと思った。
©Tanu記