いつだったか忘れた。
狸がこどものころ、NHK教育TVだったか総合だったか。
ヴェガ(こと座α)が、肉眼で昼間見えるのか? とチャレンジする番組があった。
ヴェガは0等星。夏の北天にひときわ明るく輝く星だ。
なぜだか良く覚えているのだが『視野を黒く狭めて一点を目の良い人が見つめれば見える可能性がある』と。
そこでテレビスタッフはヴェガが天頂を通る、北緯38度47分にある高い煙突を探しだした。煙突の中は暗いし内側は煤で黒く乱反射しない。
その底に視力2.0? のスタッフが寝転んだ。結果は?
残念ながら見えなかった。
狸は思ったのだ『じゃあヴェガの4倍くらい明るいシリウスはどうなんだろう?』。
便利な現代は検索すると分かることがたくさんある。探してみると『シリウスは肉眼で昼間見える』とする記事がいくつか出てくる。
冬の透明度の良い日に明け方から見続けたら青空でも見れるのだろうか。
南緯16度43分にある煙突で(有るのか?ちょうどオーストラリアのポートダグラスあたりだけど),NHKさん試してくれないかな。
狸もどこかの山へ眺めに行こうかな。
©Tanu記