やっと水星を写すことが出来た。
狸のiPhoneは7だ。つまり、今の最新モデル13の6代前の機種になる。
4年近く使用していて、ずいぶん長持ちしていると思う。
いつだったか『このスマホで肉眼で見える惑星を全部写せるかな?』と考えた。
遠い方から、土星・木星・火星・金星・太陽・地球・月は、割とすぐに写すことができたが、水星がなかなか難しい。
(天王星は5.7等ほどなので理屈では肉眼で見えるはずだが、この際除く)
早起きして写すのは大変なので、どうしても夕方の空で写すことになる。
肉眼では確認できるのだが、夕方の薄明が残る西の低い空の水星は iPhone7 のカメラでは、なかなか写真に残らない。
高校時代は天文部に属していたこともあって、写真に写した事自体は何度かあるが、iPhone7 で写すのはそれとは違うようだ。
2021年1月初旬、いつものように西側に開けて眺めの良い場所で見ると、水星が土星に近づいて明るく見えた。すずめも楽に見ることができたので今一度スマホで挑戦。
後で写真を探しやすいように飛行機と土星を目印に何枚か写してみた。
PCの画面で見ると薄く写っていたので、拡大してコントラストを上げてみると、ヤッター! ちゃんと写っていた。
水星を見ると『コペルニクスは水星を見れずに亡くなった』という逸話を思い出す。
本当なのかな、と時々思う。
©Tanu記