昨日、2021年のイグノーベル賞の発表があった。昨年と同様にオンラインで行われた。
通常時でも、会場(ハーバード大学)までの交通費は自前だそうだが。
狸としては日本から15年連続で受賞者が出るかを楽しみにしていた。
今年も日本から『動力学賞』の受賞者が出た。とても喜ばしいことだ。
イグノーベル賞は「人々を笑わせ考えさせた業績」に与えられる賞なのは御存知のとおり。
その観点から言うと今年の日本の受賞対象の研究は、やや真面目だった気がする。
研究内容は『歩きスマホが周りの歩行者の通行にも影響を及ぼす』についての考察で、『それは当たり前だろう』というところを掘り下げているのが、なかなか興味深い。
また、受賞されたのは京都工芸繊維大学の村上教授らのグループで、馴染み深い京都の大学から受賞者が出たのも良かったと思う。
実証実験の動画もあった。
被験者は大学の学生さんで実験場所は大学構内だろうか、なかなかおもしろい。
狸はスマホを持って行くのを忘れてもOKなくらいだから歩きスマホはしないが、この実験結果どおり『やっぱり歩きスマホのせいで通路が混むんだ』と、納得した。
©Tanu記