古いものに手を入れて使うスタイルの狸家。
その中では、およそ10年くらいと、そこまでは古くないIKEAのアイロン台。
留学生が大阪の大学院に留学していた時に使っていたが、帰国にあたって処分するのも惜しいからと言ってくれたモノだ。
いただいた時から脚のバーが少し曲がっていて、脚のキャップのプラスチックの可塑剤が抜けて破損していたが、立った姿勢でアイロンがけができると言って、すずめが愛用していた。
さすがにガタが出てきたので処分するかとなったが、足の曲がりは手持ちの工具で伸ばし、プラスチックのキャップの代わりに百均の椅子の脚カバーを履かせていた。
脚カバーが外れて、いよいよ廃棄かとなった時に百均で狸が良さそうなものを見つけた。『傘のキャップ』である。
ビニール傘などに取り付けて使うもののようだが、見込みではアイロン台の脚に付きそうだ。
2セット,220円で購入。
狸がいないうちに、すずめが履かせようとしたが上手く入らず放置されていた。
狸は昔の車の整備の要領で、雑巾で拭いて湿らせてゴムを伸ばしたりしながらバーに被せる。少しでも全周に被ったら、あとはギュ〜っと押し入れるだけ。
これで出来上がりだ。
ガタツキもなくなり、まだまだ使えそうだ。あぁ、また直してしまった。
©Tanu記