120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

惑星数が減った日

2006年8月24日は太陽系の惑星数が9個から8個に減った日だった。

狸は『水金地火木土天海冥』と習った。少し若い方は『水金地火木土天冥海』か。

この日、それまで太陽系の第9番惑星とされてきた冥王星が「準惑星」に変更された。パリに本部を置く国際天文学連合が惑星の定義を見直したため冥王星が外れてしまったのだ。

冥王星は1930年、米国の天文学者クライド・トンボー氏が発見したので、報道によると、惑星から準惑星への格下げには米国の科学者が猛反発したそうだ。

理由は冥王星が米国人が発見した唯一の惑星だったためと言われている。

ローマ神話に出てくる冥府の王「プルートー」が惑星の名称の由来で、1846年に、8番目に発見された惑星である海王星が見つかった後、84年ぶりの快挙だった。

だが研究が進むにつれ冥王星は発見当初の予想より、かなり小さいことが分かった。

1990年代に入ると観測技術が進歩して、海王星より遠くで太陽を中心に公転し、しかも冥王星に並ぶか大きなサイズの天体が続々と見つかり、冥王星だけを惑星として区別する理由が薄れてしまった。

そこで国際天文学連合は定義を見直し、軌道を独占していることなどを惑星の条件としたため、軌道上に他の小さな天体がある冥王星は、惑星から準惑星に「格下げ」されてしまったのだ。
狸は冥王星以外の惑星は望遠鏡で見ているので、惑星か準惑星かには関係なく冥王星を見てみたい。

天文台の観望会が再開される日が待ち遠しい。

©Tanu記