お盆休みも終わり。
狸が住んでいる北摂平野部の蝉は、と言うと、ニイニイゼミ・アブラゼミ・クマゼミと、どちらかというと暑さに上乗せする騒々しい鳴き声の蝉が多い。
お盆の天気が、いつになく悪くて気温が低かった影響もあるのか、お盆明けに在宅勤務をしていて珍しい蝉の鳴き声を聞いた。
ヒグラシとミンミンゼミだった。
ミンミンゼミは確か昨年の夏にも声を聞いた気がするが、ここでヒグラシの声を聞いたのは何年かぶりのことだ。
ミンミンゼミは邦画などで夏の効果音のように使われているが、『東日本の蝉』という気がするので『映画の中の夏』と感じる。
東京に住んでいる、にゃんこやおもちのところでは、逆にクマゼミなどが少なくてミンミンゼミばかりのようだ。
ヒグラシの声を聞くと栃木県に住んでいたころを思い出す。昼間は暑いものの熱帯夜などはほとんどなく、お盆休みの帰省から帰ってくると夜には秋の虫が鳴き始めていた。
ここ数日の天気図は太平洋高気圧が弱まって真夏のそれではなく、大阪でも涼しくて夜は秋の虫の声がする。
来週から暑さが舞い戻ってくるようだが、少しづつ季節は進んでいるようだ。
©Tanu記