狸は2ヶ月に一度のサイクルで主治医のところに行き、健康管理をしている。
今年の職場の定期健康診断の結果に気になるところがあったので持って行った。内容はクレアチニンの数値についてだった。
狸は2005年分からの検診データをエクセルで記録している。年に一度、数値を入れるだけの簡単な仕事だが『そんな管理をしている人は初めて見た』と言われている。
どうも珍しいらしい。こう見えても狸はエンジニアの端くれなので、定期的に吐き出される数値があると、性分として記録したりグラフ化したくなるだけだ。
で、クレアチニンの数値の推移を見ていると、やや傾きを持って増加傾向にあるように思えたのだ。
腎臓は壊れると治らない、と言われるので気になった。数値的には基準上限値を少し超えた程度である。
先生の話によると、暑い時に計測すると体内の水分量が下がっていて数値が多めに出やすいことや、基準上限値を超える辺りは変動幅が大きいので、まだそれほど心配する必要な数値ではない、ということだった。
しかし境界層にあることは変わらないから、水分の確保や塩分控えめの食事を続けていこうと思う。
©Tanu記