東京オリンピックが開会された。
総務省統計局の、統計表「統計からみえる東京オリンピック時と現在の日本の状況」によると、平均所得は41万円,平均寿命は男67.7/女72.9歳,出生率は2.03で65歳以上の高齢者の割合は6%だった。
日本は若くて高度成長期の真っ只中だったのが伺える。
http://www.stat.go.jp/info/anotoki/pdf/olympic.pdf
狸の父は当時30代後半で,とある企業の大阪支店に勤めていた。
羽振りの良かったその会社はオリンピック期間中に、残念ながら全員というわけには行かないが、社員に何かと理由をつけて東京本社への出張があったのだそうだ。
うまい具合に出張をゲットした?父は、それこそ開通したての東海道新幹線に乗り、東京へでかけたらしい。(実家の掃除をした時にその時のかも知れないチケットの袋があったなぁ)
そんな実家からもらってきた1冊の本がある。
前回1964年の東京大会の総集編。朝日新聞社が発行し2800円もする。今の貨幣価値だと3万円近い立派な本だ。
幼かった狸にオリンピックのハナシをしてくれたが、何のことやらさっぱり?だった。ただ父は重量挙げを観戦したのか、そのページを開いて説明してくれたのをおぼろげながらに覚えている。
余り盛り上がらない大会になってしまったが良い成績を期待したい。
©Tanu記