早いもので7月になった。もう今年も半分過ぎてしまったということだ。
狸は在宅勤務では窓を開けて仕事をしている。街なかの色々な音が聞こえるが、自然の音も聞こえてくる。エアコンが嫌いなので多少の雑音は我慢する。
このところ雨が降り続いていたが今日は止んでいる。雨が止むと鳥のさえずりがよく聞こえるが、そのなかに午前中の短い間だけだったがクマゼミの声があった。
今年は梅雨入りが滅法早かった割には夏本番が、なかなか来ないが、それでもこの蝉が鳴くと『あぁ、今年も大阪の夏がやって来たなぁ』と実感する。
しかし今年も泣き始めがチョット早い気がする。
例によって気象庁の生物季節観測の資料によると、大阪でのクマゼミの初鳴きの平年値は7月6日なので、今年、狸が聞いたのはちょうど平年並みのようだ。
大阪管区気象台の生物季節観測によると、観察する生物に見直しが入って蝉の初鳴きは観測しなくなったようで、ちょっと残念。
梅雨は早く開けてほしいものの、またあの耳をつんざく蝉しぐれの季節が来るかと思うと、それはそれで勘弁してほしいなぁ、とも思う。
今年の夏も猛暑というハナシもあるしなぁ。
©Tanu記