JRのきっぷで『大回りきっぷ』というのがある。
もちろん正式名称ではない。環状線の大阪駅から福島駅まで行くのに、時計回りにぐるっと回って行っても構わない、というアレである。
同じようなことがNEXCO管理の高速道路にもあるのか、調べてみた。
東日本は外環道と圏央道の特例が有ってややこしいので関西に限定し、NEXCO西日本のFAQで確認してみる。
すると、遠回りルートを選択する場合、JRと同じようにループになってはいけなくて『入口料金所から出口料金所までの間に複数の経路がある場合、最も距離の短い経路と比べて2倍以内の距離の経路であればいずれの経路をご走行されても、最も安い経路の料金をいただくこととなります』とある。
例えば中国道西宮北ICから名神高速茨木ICまで行く場合、最短距離は当然中国道→名神高速で、32.5km。これを新名神→名神高速(少し戻って)というルートも考えられて、この場合52.6kmで、2倍要件を満たすので料金はどちらのルートでも1220円(ETC、各種割引なし)だ。
2倍を超えると通ったルートに応じた料金を申告して払うことになるようだ。つまり西宮北ICから舞鶴若狭道→北陸道→名神高速というルートも考えられるが、これだと最短距離の2倍以上なので、実ルートの料金を払わなければならないが、
では、算出してくれなかった。実際に行ってみるといくらになるのかな。試すには度胸が要りそうだ。
©Tanu記