甘党の狸は、食後にチョット甘いものが欲しい時がある。
ランチを食べに行ったときは必ずデザート付きの方を選ぶ、そんな感じだ。すずめも結婚後に狸に影響されて入党している。
なので狸家には割と甘いものを切らさないように、だいたい何かしら置いてあるのだが、たまには何もない時がある。
そんな先日『デザートがないのは寂しいわね』と、すずめ。キッチンで何やらゴソゴソしているなと思ったら10分ほどして戻ってきた。
かんたん手作り和デザートの出来上がりである。
少し前に炊いた餅米の残りと缶詰の粒餡、そこにきな粉を振りかけて出来上がり。以前これと同じ材料で、お萩を作ってくれたが『丸めるのは手間がかかるし、それに丸まってなくても美味しいから』と、カップに入って出てきた。
ほどよくかき混ぜてから頂くと、お萩を食べているようだ。今回は餅米以外は、それほど上等と言えるものではないが、それでも十分美味しかった。
お店でお萩を購入するコストで大量に作れてしまう。それが結構美味しいのだから、自作は止められないね。
©Tanu記