狸家のガスレンジはビルトインコンロである。
最近なんだか調子が悪くて、3つあるバーナーのうち小火力バーナーには、すぐに火がつくが、中・大火力バーナーには小火力バーナーに火が付いてから出ないと点かないし、どうにかすると自動消火してしまうようになった。
『おかしいなぁ電池切れのインジケーターも点いていないし』
ネットで検索すると、バーナーの掃除をするとか、着火センサーの汚れを掃除するなどの項目がヒットする。
かなり気合を入れて掃除をすると、しばらくは調子が良いが、また同じような症状に陥ってしまう。この症状で検索すると着火センサーの故障などと出てくる。
いよいよレンジごと交換か?!そうなると10万円単位での出費は避けられないだろう。
ならば、その前に交換するなら自分で外して分解してみようかと思っていた。
すると、すずめが『電池減ったインジケーターが壊れた可能性はないの?』と聞いてきた。なるほど、それは盲点だった。
確かにインジケーターが点滅しないのでは電池が減ったかどうかわからない。
試しに買い置きの電池に取り替えてみたところ、何事もなかったかのように点火するようになった。
こんなところが壊れていたとはなぁ。電池の買い置きをしておかないといけないな。
すずめの鼻が、その日は随分高いように見えた。
©Tanu記