すずめが出かけている間にパンを焼こうと思った(パン焼き機で)。
ところがドライイーストが見つからない。『おかしいなぁ、先日新しいのを買ったはずなのに』
仕方がないので、すずめにLineで聞いてみると『冷蔵庫の中にない?』『見たけど無いよ』『ドアに付いてる棚の左の方に有るはずだけどなぁ、ちゃんと見たの?』
やれやれ、と、もう一度探してみるが見当たらない。『生姜とにんにくのチューブのあたりだと思うよ?』『う〜ん??』
ところが少し離れて冷蔵庫のドアを開けたら、なんだ、すずめが言っているところにちゃんと有ったじゃないか。
実は狸家の冷蔵庫は『小さい人でも一番奥まで手が届く』タイプなのだ。
すずめは小さい人で、狸との身長差はおよそ16cm。狸の目線では生にんにくの後ろのドライイーストは見えないが、すずめの目線だとバッチリ見えているのだった。
16cmの差が大きく感じた。
そう言えば、以前にもこのポケットに気が付かなかったことが有ったような気がする。
こういうのを『盲点』というのだろうなと、改めて気付かされた次第である。
パンがちゃんとできたかどうかは、またの記事に。
©Tanu記