今から110年以上昔、明治37年に造られて、国の重要文化財に指定されている建物を見たかったのと、技術・大阪の資料がまとめられているということなので、蔵書も見ようと思って出かけた。
普段あまり見かけることがないような業界誌もたくさん置いてあって興味深い。
堂々としたルネッサンス様式の建物は住友氏によって寄贈されたものだそうだ。狸は何か別の用途の建物を図書館に転用したと思っていたが、当時大阪には、しっかりとした図書館がなかったため、最初から図書館として建てられたとのこと。
1階を入り口に、2階正面玄関を出口にと、感染症対策に気を使っている。狸も三密を避けて開館して間もなくに入館した。
本館中央部には中央ホールがありドームはステンドグラス調で教会のようだ。
中間のギャラリー(2階部分)には菅原道真、孔子、ソクラテス、アリストテレス、シェイクスピア、カント、ゲーテ、ダーウィンの像があるそうだ。ただし暗くて分かりにくかった。
閲覧場所も広く技術系専門書が多いので、人も少なくて落ち着いた雰囲気だった。
蔵書をつまみ食いしているうちに、お腹が空いてきた。実はここのレストランに行ってみるのも重要な目的。
ランチタイムになって混雑する前に一足早くお昼にしよう。
©Tanu記