既に報道が有ったがHonda(本田技研工業株式会社)の社長が交代することになった。
大方の予想通り三部氏が昇格した。
現社長の八郷氏が周囲の驚きを持って社長になったのが2015年6月。6年間にクルマやモーターサイクルは大変な激動に見舞われた。
よく言われるCASEやMaaSだ。クルマを一つのデバイスとして捉える時代がやってきたと実感する。
クルマも家電のように買って所有する人はネットや他の製品と繋いで便利に使い、買わない人は『必要なときだけ借りてきて使う』物になろうとしているわけだ。
独立独歩の道を歩んできたHondaも、どんどん他社と手を組むのだそうだ。ただし業務の提携にとどまり、資本の提携までは踏み込まないのではないかと思う。
Hondaのここ何代かの社長はエンジン系の出身者からではなかった。
新社長になる(予定)の三部氏は一貫してエンジン研究を歩んできたと聞く。しかも試験がメインの分野だったということだ。
『エンジンのHonda』が戻ってくることを期待しつつ、激動の荒波をHondaが乗り越えることを祈ろうと思う。
まぁ狸はガソリンが1リットル500円になっても今の愛車に乗っているつもりだが。
©Tanu記