120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

ドイツの信号機で

寒い朝、クルマのフロントウインドウに霜が降りていたり、キンキンに冷えた車内を温めるのに暖機運転をする人は多いだろう。

狸も大阪に異動してきてからクルマ通勤のときも車庫が地下なので、そこまで暖機運転にこだわったことはない。霜も滅多に降りないし。

しかし栃木にいた時は、朝も残業を終えて帰るときも、クルマのウインドウは真っ白に氷結していたので、霜取りスクレーパーでゴシゴシやりながら暖機運転をしたものだ。

20年ほど前の9月末頃にドイツに出張ででかけたとき、朝クルマに霜が降りた。駐車場でアイドリング運転をしながらゴシゴシやっていると、通行人が大急ぎでやってきて『アイドリングしていてはいけない』という。

よく聞くと『環境に良くないし、第一燃料の無駄だ』と言っている。

また踏切で止まっていると後ろのクルマの人が降りてきて『エンジンを止めて待つのが良い』と言う。

信号機を見ると、緑→黄→赤、赤→黄→緑と色が変わる。なぜ赤から緑の前に黄が入るのかドイツ人社員に聞いたら『黄になったらエンジンを掛けてギアを入れてクラッチを踏んでおくんだ』と言っていた。

街中でも当然アイドリングさせないし、MT車の多い国だけのことは有るな、と感心したものだ。そして緑になるとレースのスタートのように(決して大げさではない)走り出していくのがドイツ人ドライバー気質のようだった。

彼の国のクルマもオートアイドリングストップになり、自動MTとなり。今でも信号の色の移り変わりは同じなのだろうか。

早く見に出かけたい、と思う。

©Tanu記