今日は立春、昨日は節分。
今話題の『今年の節分は、なぜ2月3日でないのか?』は、また別の記事にするとして。
すずめと狸は、太巻きを一本丸々食べるのは味気ないし、第一無理だし、ということで昨年から神様に最初の一口だけで勘弁してもらうよう、お願いした。
その『恵方』は誰がどうやって決めているのだろう?色々調べると(ネットは便利だなぁ)、姫神(美人らしい)の歳徳神(としとくじん)様がおられる方位のことだそう。
福の神である歳徳神様は幸運や金運を司り、その神に向かって行う事は万事吉とされているが、おられる場所(方向)が毎年変わるので恵方も毎年変わるということらしい。その昔は初詣の参拝も恵方の神社に足を運んだそうだ。
そう言えば狸の亡父も、毎年初詣の神社を変えていて『同じ神社に詣れば良いのに』と思ったこともあるが、案外こんなところに理由があったのかもしれない。
その方角は中国から伝わった暦によって年ごと決まっていて、十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)で当てはめられて、東北東・西南西・南南東・北北西の4方向で5年で一周する。(南南東が2回ある)
今年は丙に当たるので南南東。しかし丙の方角の中心は方位でいうと165度。南南東は157.5度だから、正確に神様の方を向くには精密コンパスが必要そうだ。
©Tanu記