120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

成人の日

成人の日。いつのころからか1月の第二月曜日になった。

狸の場合、成人式はもう40年ほども前のことになるので記憶もおぼろげだ。その日、1月15日はとても寒かった。

成人式は自治体ごとに行われるので、狸は市の公会堂(みたいなところ)に出かけていった。厳かな式場で偉い人達の退屈な話を聞いて、記念品(何だったか忘れたけど)をもらって終了したあとは、2年ほどぶりに会った高校時代の友達と昼食を食べに行った。

ながながと喋ったあと悪ガキの何人かは梅田へ飲みに出かけ、狸は家に帰って晩御飯を食べていた。すると高校時代の友人から電話が有った。

彼は二浪目なので誘い出すのは控えていたのだが、向こうから電話がかかってきたので遊びに出ていった。

流れで『五月山(池田市の)ドライブウエイを通って展望台へ行こうぜ!』となった。展望台の駐車場の自販機で缶コーヒーを買って喋っていたら雪が降ってきた。

『寒いし降りよう』となり下り始めたら、山の中腹から下は既に路面に薄っすら雪が積もっていた。

こちらは自動車の免許を取得して半年くらいの初心者である。正に薄氷を踏む思いで歩くような速度で走行したのを覚えている。

成人の日が来るたびに、ニヤニヤと思い出す青春の一コマだった。

©Tanu記