今シーズンも蘭の花が咲いた。
毎年記事にしているが、もともとは庭いじりが好きな狸の父が育てて何十鉢にも増やしていたものを、母が受け継いだが、その母も亡くなって実家で残された最後の一鉢を狸が受け継いだ。
昨シーズンまでは全ての鉢が勢いよく咲いていたが、昨シーズンの終わりから鉢植えを置くスペースが東側の壁際にしかなくなり、日照不足が懸念されていたのだ。
ほかの鉢は心配したとおりに、今シーズンは花芽をつけなかったが、
しかしこの鉢だけ花が咲いてくれた。わずか5輪ほどの花だが咲いてくれてよかった。
この鉢は狸が受け継いだ鉢の生き残った株から別れた株の、さらに出てきた新芽を別の鉢に植え換えて増やしたもの。最初の株から見れば、言わば孫のような株だ。
ものぐさな狸は今までは水を忘れないようにやるだけだったが、来シーズンは日照不足を乗り越えて花が咲くように、古い鉢も手入れしよう。
©Tanu記