毎年12月になると年賀状の準備をしなければ、とソワソワする。
郵便ポストにも『12月15日から受付』などとポスターが貼られるようになった。
狸は小学生くらいの時に年賀状を書き始めて、最初は数枚だったのが交友範囲が広がるに従って増えてきて、すずめと結婚してお互いの宛先に一緒に出すようになってからは最大300枚くらい出していた。
通信面には小学生の頃は版画や芋判だったが進化して、シルクスクリーンか『プリントごっこ』で印刷し、宛名書きは字が丁寧なすずめが担当していた。
が、1991年にパソコンPC98をお義父さんから譲っていただいてからは、宛名書きと住所録の改廃は狸の、いや、パソコンの仕事になった。
転勤したり、音信不通者が出たり、こどもたち絡みの付き合いがなくなったり、で次第に数は減っていった。昨年は100枚で少し余るようになり今年は90枚で大丈夫そうだ。
ここ20年くらいはプリンター性能が向上したのも手伝って、1年間の狸家族のダイジェストをコラージュした画像年賀状を製作している。
主に狸が写真を選んでコラージュして宛名も印刷。一言コメントをそれぞれ書くというスタイルだ。
今年の(来年の)年賀状は新型コロナ感染症の煽りで旅行の写真が少ないが、来年はどうだろうか。
©Tanu記