120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

職場のHさん

狸の職場の同じグループにHさん、という人がいる。

クルマとモーターサイクルが大好きで、若い頃は(狸から見れば今でも十分若いが)クルマをいじったりミニバイクレースに出て走ったり、と遊んでいたそうだ。

そのHさん、新型コロナウイルス感染症対策の特別措置で車通勤が許可されるやいなや、奥さんの意見も聞かずにヤフオクで5万円の軽トラックを買ってしまった。

週末の買い出しに出動したり粗大ごみの廃棄に活躍したりと”役に立つクルマ”をアピールしていた。

乗り始めると手を入れたいところが出てきて『先週は〇〇を直して、まだ■■と△△を直さないといけない』と、喜々として乗って出社して来ていた。

そんなだから狸のジャンク箱に死蔵されていた旧車の部品を差し上げたら、車いじり魂に火が付いたらしく、毎日狭い軽トラックの車内のあちこちが分解されている、という状態になっている。

ところがHさん、10月からの通勤方法の決定では電車通勤に戻すらしい。通勤路に自由度がないのが、やはり決め手らしいが、さて、軽トラックはどうするの?

奥さんの目が厳しいので実家に隠し持って置くとのこと。奥さんには理解して欲しいところだが、そんなことにはめげずに『次はどこを直そう』と楽しそうに語るHさん。

真のクルマ好きを見ている気がするのだ。

©Tanu記