先日、マンションの一室のリフォーム工事に立ち会う機会があった。
施工会社は割と名前の通った、いわゆる大手デベロッパーになっているが、当然そこが直接施工するわけではなく、下請けさん、孫請さんがやってきていた。
現場の人達に話を聞くと、この施工会社は非常にキッチリしていて、細かく規定が決まっているのだとか(施工会社によってはマスク着用の要請もないらしい)。
それを裏付けるように玄関のドアには工程表や現場5Sに加えて、『新型コロナ感染予防対策』が貼られていた。
注文した顧客へのPRの意味合いも当然あると思うが、現場から新型コロナ感染者が出ようものなら、注文が激減してしまうと言った緊張感が伝わってくる。
職人さんたちも暑いのに真面目にマスクをしていて大変そうだ。もっともリフォーム工事の職人さんたちはコロナウイルスの心配がなくても、ホコリなどを吸わないようにマスクをしておくのが良いとは思うのだが。
営業担当の人に話を聞くと、人の出入りが増えたりするのを嫌ってマンション全体の自治会で個別のリフォーム工事を見合わせているところもあるのだそう。
一つの建物で上下左右隣り合って住むことの難しさを感じた。
©Tanu記