今月(6月)の満月のことをストロベリームーンと呼ぶのだそうだ。
昔はこんな呼び方は聞こえてこなかったと思うが、ここ数年『今月の満月は〇〇ムーンです』という記事を目にするようになった。
天気予報会社のホームページにも記事になって載っている。(参考:ウェザーニューズ社)
ここで記事にしたのは半影月食でもあったから。月が地球の半影に隠される月食で、隠されている月から見ると、太陽が地球で半分とか隠されて暗くなっているように見えるはず。
半影月食は見慣れた人でも気づかないこともあり、今回のものは一番暗い部分がかかった頃に日の出を迎えてしまうので、ますますわからないだろう。
狸が栃木にいた時のこと、会社帰りに月を見上げていると『あれっ?下のほうがなんとなく暗いなぁ』と思って家に帰ってから『天文年鑑』で調べたら半影月食だった、ということが有った。
かなり街から離れていて、しかも空気の澄んだ冬の夜だったから気づいたのかも。
アメリカ先住民が季節を把握するために満月に名前をつけていたそうだが、少しづつズレてしまったり、一笥月に2回満月が来たり、一度も無かったりしたと思うのだが、その時は何という名前にしたのだろう。
©Tanu記