120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

留学生の思い出〜その16

H君が帰っていった3日後の1997年12月、当月2人目の留学生が12泊の予定で来ることになった。

一度に複数人のゲストが来たことはこれまでもあったが、一月に2回、別の団体からゲストが来るのは初めてだった。

今回来るのは香港の(当時は英国領)Mさん、22歳。香港の方だがエントリーシートを読むと、中学生の時にイギリスに留学し高校を卒業後アメリカのカリフォルニア大学バークレー校に進学して日本研究サークルに所属しているという。

卒業を前に日本へのホームステイプログラムがあり応募したそうだ。使える言葉は広東語(母国語かな)、英語と。日本語はほんの少しと記入してあった。来てから聞いたらいわゆる中国語(北京語)は、あまりわからないそうだ。

日本で楽しみにしていることは『温泉』『日本食』『キティちゃん』『国内旅行』とあった。事前にメールで『日本の温泉は男女別だけどみんな裸で入るけど大丈夫?』と聞いたら軽く『OK!』みたいな返事が戻ってきた。

もう一つの楽しみ『キティちゃん』は、こどもたちと合同でサンリオの店に行って、温泉は東照宮(日光)や華厳の滝に行ったあと、ついでに行ける温泉はたくさんあるので、すずめと一緒に入ってもらった。

お箸は問題ないし、ラーメンすするのも大丈夫。新聞を読んでいるので『読める?』と聞いたら『漢字だけ』と笑う。広東語は繁体字だから読めるのか。

自分の予定も決めていて『今日は○○に行ってきます』などと一人で出かけたりして、我が家のホームステイは満喫してくれたようだ。

狸一家が大阪に帰省するのに合わせて東京駅まで送っていき、Mさんはそのまま日本国内旅行に出かけていった。

行動力有ったな。中学生から一人異国で寮生活しているから頼もしくなったのかな。

©Tanu記