狸世代の方なら、こどものころの『未来の絵』なんかに『テレビ電話』が登場していて、ワクワクしたことだろう。
万国博の時に太陽の塔の中の『未来の生活』みたいなコーナーにテレビ電話があって『これが実物か』と見入った。
それから時は流れに流れて50年、にゃんこ経由で孫からFacetimeで『テレビ電話』がかかってくる。とくに近頃は新型コロナウイルスの影響で孫に会いに行くのもはばかられるが、コイツがあるおかげで、すずめと狸の顔もよく覚えてもらっていて、久しぶりに会っても泣かれることもないだろう。
ネット環境の改善と機器の性能向上で細かい映像も送受できるようになって、すずめの大量のコレクションの絵本を、こちらでページをめくりながら読んであげる、という『サテライト読み聞かせ』も可能になった。
あちらは、グランパ・グランマサービスのつもりで、かけてくれているかもしれないけど、こちらではテレワークならぬオンライン子育てサポートだと言っているのだった。
©Tanu記