ゴタゴタも収まって大宮駅を出て、みんなで車に乗り込んだ。
S嬢がシートベルトを左右逆に締めようとしているので届かない。すずめが世話を焼く。帰り道のファミリーレストランに入って夕食をとる。
雑食性の日本人とは違って何が食べられないのかわからないので、あれこれ取り混ぜて注文してみた。すると結構なんでも食べてくれて『フクースナ(とっても美味しい)』そうなので助かった。『ハラショー!』
やがて栃木の自宅に着いた。A氏は『外は大して寒くないが家の中は寒い』と言っている。寒い外に出かけるときは毛皮をまとい、家の中では暖房を良く効かせて過ごす、そんなロシアの人々の暮らしを少し見たように思えた。ロシアの公営住宅はみんなスチームの暖房が通っているみたいだ。
大騒ぎの一日も終わり、いよいよロシアとの11日間がスタートした。(しかし本当の大騒ぎは実はこれから始まるのである!)
翌日は会社だがフレックスタイムを活用し、こどもたちを幼稚園に送ってから出社するので、そのぶん帰りが遅くなった。
さて、その日の午前中にあった出来事は・・・
朝は8時頃に起きてきて、すずめと3人で朝食を取ったあと、農協の直売所(スーパー形状なのだが”直売所”と言うにふさわしい)へ行った。
ここまでは快調な滑り出しだ。
(この記事は1996年の出来事を書いているため内容が古い場合があります)
©Tanu記