計画を考えていて気づいた。
狸は全く酒が飲めないが、A氏(父)の「来日後の希望」の中に”SAKE”とある。すずめはメッチャ強いけど、A氏の呑み相手を毎晩するのは大変だろうから、ここは元気な?友達に「お酒持って飲みに来て!」と救難信号を発して助けてもらうことにした。
さあ、これで準備万端!ロシア語をどうしよう?
さて、いよいよ彼らがやってくることになった。昼過ぎにウラジオストク空港から新潟に着いた後、新幹線で大宮に夕刻に着いて我々と対面するわけだ。
最初はすずめとにゃんことおもちの3人で迎えに行ってもらうつもりでいたが、往復の電車賃が馬鹿にならないし『全員参加でっ!』という声もあがり始めたので、狸が会社を早めに退社して週末から使う予定のレンタカーを1日早く借りて、みんなで迎えに行くことになった。
待ち合わせの30分程前に大宮駅周辺に着いたが、駐車場を探したりしてホームに着いたのは10分前になった。
来た来た!ホームに着いた列車の出口を食い入るように見つめていると、その車両に乗っている他の大勢のロシアの人達も、みんな身を乗り出すようにホームに佇む我々を見
つめていた。
そうか、彼らも初めての日本のホストファミリーとの出会いに『我々のホストファミリーはどんな人だろう?』と、期待と不安なのだろうな。
我が家のこども達がウエルカムボードを掲げる姿を見て手を振ってくれる人の姿もあった。いよいよドアが開いた。
(この記事は1996年の出来事を書いているため内容が古い場合があります)
©Tanu記