120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

お使い

週末の夕食に久しぶりにお好み焼きをしようということになった。が、いざやろうとすると『あれがない、これが足りない』というものがあり、スーパーに買い足しに行く必要が生じた。

我が家から最寄りのスーパーまでは徒歩五分。すずめは下ごしらえを始めているので、狸がメモを見ながらお使いに行くことになった。

いつもは業務スーパーまでクルマで出かけるか、近所のスーパーに行くかで、ふたりで行くことがほとんどなので、最近一人で食料品の買い出しに行くことがなかった。

『お使い』懐かしい響きである。

小学生の2年生くらいのころから、両親にお使いをよく頼まれた。自転車で2〜3分のところに市場が有って、そこまで行っていた。

やがてスクーターに乗るようになると、最寄り駅のパン屋やスーパーに、お使いに行くようになった。

学生の頃は『帰りに〇〇買ってきて』などと頼まれることが多かった。

『狸はお使いが好きだったねぇ』と亡き母や祖母に言われたものだが、別にお使いが好きだったわけではない。自分で好きな銘柄を選べるのと、市場やスーパーまで自転車やスクーターで行けるのが良かった。

つまり狸は根っからの、乗り物好きだったということか。

©Tanu記