にゃんことおもちがこどものころは、狸家にも毎年サンタさんが来ていた。
狸家に来るサンタさんは、こどもたちが小学生の間は来るが、その後はパパとママが役目を引き継ぐことになっていた。
にゃんこは何となくサンタさんの正体に気づいていたみたいだが、ちょっと天然のおもちは『サンタさんが来ない家もあるらしいけど、かわいそうに』と思っていたそうだから一笑には付せない。
こどもたちが小さい頃はクリスマスの朝にクリスマスツリーの根本に、それぞれ気にいるようなプレゼントが置いてあったが、年ごとにこどもたちは成長し欲しいプレゼントの注文もシビアになった。
サンタクロースがいるかいないかに関する、Yahoo!知恵袋の有名な回答(6年前)があるので紹介しよう。毎年秀逸だと話題に上る回答だ。
我が家もうまいことサンタさんの役目を親が引き継ぐことができて良かったと思っている。
ただし、こどもたちが小学生になったころから『サンタさんが我が家でゆっくり休憩できるように』と準備してくれるようになった、ケーキやコーヒー、ワインやおつまみは、密かに狸とすずめの楽しみだったのだが。
©Tanu記