昨日の続き。
すると営業の女性は在庫を調べ始めた。かなり前に受注生産の締切が終了したモデルである。新古車や、買ったけど飽きちゃった、的な物件でもあるのかな?と待っていた。
やがて満面の笑みで『当グループでは京都店に1台だけ在庫がありました!』とのこと。すずめと顔を見合わせて『見に行く?』。
カタログでデザインは分かっているし、性能や乗り具合は、すずめのスーパーカブ110で既に体験済みだ。
近隣では最後の一台(の新車)が残っていると聞くと、すずめも狸も俄然欲しくなって『還暦の赤いチャンチャンコの代わりに、赤いスーパーカブ欲しいって言ってたじゃん』『じゃあ買うことにします』となってしまった!
巷で時々耳にする『リッターバイクと原付二種を持っているとリッターバイクに乗らなくなる』というやつだ!
勧めてきた営業の女性もあまりの急展開に目をパチクリ、である。早速見積もりを作ってもらって『これならイケる』と、本当にハンコを押してしまったのだ。
ナンバーの手続きは、すずめが仕事の無い日に行ってくれると言うので自前でやって、次の週末には赤とベージュの2カブ体制となる見込みとなった。
これから寒くなる一方だと言うのに、ドコへ行こうか、ワクワクである。
©Tanu記