モスクワ(ロシア)はインターネットに関しては大して不自由ではない。地下鉄の中もCMを見るだけで無料Wi-Fiに繋げられる。街中いたる所に無料Wi-Fiがあるので、ポケットWi-Fiは持っていかなくても、さほど不便を感じないかもしれない。
ところが日本での連絡にLINEを使っている人はちょっと注意が必要だ。2017年からLINEはロシア国内で使えない。狸が出かけた2019年10月もロシアのWi-Fiや携帯のテザリングではLINEを使えなかった。
ロシアの法規ではロシア人の個人情報はロシア国内のサーバーに置く必要があり要請に応じて開示しなければならないことになっているそうだが、LINEがこれに従わなかったためにロシア国内ではブロックされてしまったらしい。
もともとLINEの使用比率は高くなかったので大混乱にはならなかったみたいだが、K君みたいに日本人の友人とLINEで連絡を取っていたような人は困ったらしい。代わりにフェイスブックメッセンジャーなどを使っている。
狸は途中から日本から持っていった『変なsim』を使ったのでLINEが使えるようになったが、K君に携帯を借りている間は駄目だった。
日本と同じサービスがどこでも受けられるわけではないことを実感した。
©Tanu記